読書メモ
宮本輝著「道頓堀川」
長女が大学生だった頃、文学のレポート課題だった作品。自信満々で提出したのに成績は期待外れだった…。不満そうにしてた顔が懐かしいです。
生まれついた共通の貧しさを持った人たち。自分を裏切る者しか愛せなかったり、自分を不幸におとしめていく者としか友人になれなかったりする哀しい人たちがもつれ合いながら流れ落ちていく。
私の心に残ったフレーズは
「お金さえあったら人生の80%は解決するやろなァ」
「そうやなァ、20%は解決出来んもんが残るやろなァ。そやけど、
その20%が問題や。」
ハナミズキの実が赤くてかわいい。
向こうに見えるのは市役所。
それではまた明日。
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