河野進さんは牧師さんです。岡山ハンセン病療養所での慰問伝道を50有余年なさった方で、インドに救ライセンター設立の運動、マザー・テレサに協力する〈おにぎり運動〉に尽力されました。"玉島の良寛さま"と呼ばれ人々に親しまれておられた方です。河野さんのお書きになった詩はどの作品も温かく愛に溢れており、読んだ人の心を和ませ、落ち着かせ、優しい気持ちにさせてくれます。

争って先がけするより

途中もみんなと仲よく行きたい

どうせ海に落ちつくのだ

あくせくせずに　悠々と参ろう

　　　　　　

　　　　　　　　「悠々」より