立て続けにイ・チャンドン監督の韓国映画を観ている。ハッピーエンドはない。私たちの抱える問題に鋭く切り込んでいて辛くなる。
朝鮮人って何か重苦しい暗さがある。植民地にされ、抑圧され、言葉も奪われ、搾取され、分断された歴史が人々に影を落としているのだろう。
「ペパーミントキャンディ」
純真な青年が純真なままで生きることを奪った歴史。自分でない「何者か」を演じて時代を生きようとしたが、自分からは逃れられなかった。
「オアシス」
受刑者の男と脳性麻痺の女の愛の物語。
虐げられ、皆から見捨てられた孤独な者同士の純粋な愛の物語。
「ポエトリー・アグネスの詩」
認知症の症状が出始めた老女。趣味で始めた詩の世界にのめり込む。美しさで溢れた世界に生きていたいのに。孫息子が取り返しのつかない罪を犯す。罪の償いはどうすればいいのだろう…
「シークレット・サンシャイン」
密陽という田舎町に引っ越してきたシングルマザーに振りかかる不幸の連続。
女性が生きていくことの困難さ。
罪人を赦すことはできるのか…
「バーニング」
作家になりたい青年の妄想。
厳しい格差社会。
生きづらい社会。
燃やして消してしまいたいけれど…




