お気楽読書
工藤水生「笑えよ」を読んで
タイトルと表紙の装丁に惹かれました。
高校3年生の男女3人の友情の話です。
主人公の女の子は、恋愛未体験で、人から一方的に恋されたり、嫉妬されたりすることに戸惑いを感じています。
同じ予備校に通う男の子が二人いるのですが、主人公は勘が鋭くて、橋立(何も見返りを期待しない、諦めきったような目をした男の子)が、仲平(明るくてスポーツの得意なモテ男子)に恋しているのを感じとるのです。
3人は不思議に気が合い、一緒に勉強したり、遊んだりするのですが。
仲平の秘密が明らかになったり、ちょっとした事件などあったり。ナイーブな3人が、もがきながらも大人になっていく、切ないんだけれども、
爽快なお話でしたよ。
人は誰しも自分の好み、愛や性癖の間で揺れ動くけれど、笑いたいヤツは笑えよ!!
いいメッセージでした。
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。