今日は私の愉快な父をご紹介します。

昭和４年生まれの92歳。今も健在です。

音楽家に憧れるも、楽器を買うお金もなく、近所のキリスト教会のオルガンで独学で学んだ…

と聞くとスゴい天才みたいですけど

父の演奏は(演奏と読んでいいものか？)我々の度肝を抜く奇抜なものでして

何しろ  右手はかろうじてメロディを弾いてるんですけど  (怪しくなってくると早々に諦めて歌う事に徹するんですが)左手の方が………なんと！

ドミソ   ドミソ   ドミソ   ドミソ  ドミソ  

延々に   ドミソのみ    ドミソしか弾かない

時に  リズムを変えて

ドミーソ    ドッミソ   ドーミッソ

時に 優雅にワルツ風    だけどドミソで

 ブンチャッチャ

時に勇ましく軍歌調    だけどドミソで

ズンチャカ  チャッ チャッ

時にムーディーにJAZZYな     ムーンリバードミソ

時にアンニュイにシャンソン   枯れ葉なドミソ

時に演歌で  ドミソひばり   ドミソさぶちゃん

時に朗々とマイウェイ    ドミソ・シナトラ

時に ヨーロレイッヒ～！  ヨーデルドミソ

時にアロ～ハ ！    ハワイアンドミソ

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家にピアノ、オルガン、鍵盤がある方は是非お試し下さい。伴奏は常にドミソで。

異次元体験できます！

私がピアニストになれなかったのも、音楽をはるかに超越した父の斬新過ぎるピアノの調べを

来る日も来る日も聴かされたせいではないでしょうか？

やはり環境は大事だなと思いました。(終)