肩コリコの日常

ゆる〜く日常を綴ります。

アメリカでも やらかしちまった~🎵

20~22歳の頃は不安定で、おかしな事ばかりやってました。自分は修道女になるんだと言って、いきなり修道院を訪れたり、家出してキャバクラで働いたり。


父がアメリカで働いていたので、私も行くことになりました。TOEFL450点で、英語力なかったんですけども😢


あの頃私は作家の山田詠美さんのファンで、R&Bやソウルミュージックが好きだったんです。


だからデトロイトに行けるなんて夢みたいでした。


でも、そこは天然ボケの私ですから

色々、やらかしてますよー😋


ランチョン パーティー の時のお話をしますね。


向こうの大学って、卒業生の寄付金を当てにしてるじゃないですか。だから寄付してくれた人たちにお礼の食事会があるんですよ。


それで私はピアノ演奏を頼まれたんです。

お金持ちの年輩の方々が優雅にランチを召し上がっておられる前でピアノ演奏です。ショパンの幻想即興曲を弾くことになりました。


あの頃、私は歯の矯正をしていて、口の中に矯正器具を装着してたんです。食べたらすぐに歯磨きが原則です。


係の人(老夫人)が私に尋ねてきました。

「あなたのお食事も用意しておりますよ。

演奏後にお召し上がりになりますか?」


めっちゃ美味しそうなご馳走だったんですよ!

食べたいに決まってるじゃないですか!


でも。矯正器具着けてるからね。

ピアニストが歯に食べカス付けてたら

シャレにもならんでしょ?

興醒めですよ。ってかお客様に失礼だし!


だから我慢しましたよ。食べたい気持ちをぐっと堪えてね。私、言ったんです、その人に。


“Excuse  me  for  lunch. 

I have a  brace in  my   heart.”


そのご婦人、ポカーンとした表情で私を見つめるんですよ。


あっ!やらかしちまった~💦


R&Bの聴きすぎで、歌詞によく出てくる

イン マイ ハート💓が、ついつい口をついて

出ちゃったよー!


「私、心臓に矯正器具入れてるので

    ランチは失礼します。」    


って、えらい重病じゃん。ピアノなんか弾いてる場合じゃないだろっ!   


慌てて訂正したら、ご婦人笑ってました。(*´-`)


で、演奏は無事終わりました。


私の次は、ダンス科の生徒による踊りが披露されまして。めっちゃスタイルの良い、めっちゃ可愛い、アリアナ・グランデを黒人にしたような(分かり辛い?)女の子がコンテンポラリーダンスを素敵に舞っていたのです。


私、美しい人、大好き❤️

あー(・o・)  いいなー    いいなー

私もあんな、引き締まった、しなやかな

美しい体にうまれたかったよー

やっぱ    綺麗な娘は   いいわー🥰


そんなこんなでパーティーも終わりました。

私が帰ろうとしていたら、黒人の女性がつかつかとやって来て


「あなたのピアノ良かったわよ。」


先程、美しく踊っていたダンサーでしょうか。

ちょっと違う様な気もしましたが、メークや衣装を取ったせいで雰囲気が変わったのだと思いました。


さすがプロ!普段はオーラを消して、舞台に上った時には別人の様に華やかさを全開するのだな!


私は尊敬の気持ちを込めて彼女に称賛の言葉を送りました。


「あなたのダンス  素晴らしい!

    美しい!  ゴージャス!

    感動しました! 」


そしたら目の前の女性が一言


「あれは私の教え子です。」



ガガガガーーーーン😱


その後で御本人も来て下さって、握手して🤝

一言二言、言葉も交わしました。


笑ってくれて心の広い方々で良かったです。


楽しい思い出です。


幻想即興曲。コリコじゃなくってフジコ(笑)

フジ子・ヘミングさんの素晴らしい演奏でどうぞ!


フジ子・ヘミング~幻想即興曲(ショパン)