おばあちゃんと猫たち①
祖母は生き物を可愛がる人でした。
私が生まれる前にはクマっていう雑種犬を飼っていました。
私が幼い頃、祖母宅には2匹の猫がいました。近所の八百屋さんからもらってきたのだそうです。
オッドアイが魅惑的な白猫シロちゃん
(画像お借りしました)
庶民的なコロちゃん
(画像お借りしました)
シロちゃんは気位が高くて神経質でした。祖母にしかなつきませんでした。
私が側に寄るとシャーッと怒るので
可愛くありませんでした(笑)
2匹とも長生きしましたが、コロちゃんはある日突然いなくなってしまいました。祖母宅は古い日本家屋なので、隙間だらけで外へ出入り自由自在だったのです。
一方シロちゃんは15才まで生きました。
命が尽きる前に、祖母と家に挨拶をした律儀な猫でした。
最後の力を振り絞り、立ち上がると全ての部屋を周り、にゃーんと鳴いたそうです。お別れの挨拶だったのですね。
祖母はとても寂しそうでした。
明日は、シロちゃんが亡くなって半年後に、祖母宅の床下に野良猫が産んで置き去りにした仔猫のお話をします。
ではまた。
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。