肩コリコの日常

ゆる〜く日常を綴ります。

長女が生まれた時の思い出



妊娠5ヶ月目の安定期になると、夫の親から「犬印」の腹帯を頂きました。

初めそれを見た時は「なんだ!このダサい腹巻きは!犬印?犬は安産だからだとォ?犬にあやかりたいだとォ?古臭過ぎるだろ!」と半ばバカにしていた。


しかしそれを実際に腹に付けてみると…。


なんというフィット感😳腹がイイ感じに安定するではないか!しかも胎児を守ってくれそうな安心感もある。


先程の悪態はどこへやら、先輩たちの知恵に感謝しきりであった(笑)


さて。いよいよ出産が近付いてきて。

陣痛がやってきた。初めは2〜3時間置きに下腹部がキュ〜っと絞られる感じで「あイタタタ😖」


夫は「お産は長丁場で体力を使うからね。今の内に何か食べておいたら?」

しかし腹が痛くて(痛みが襲ってくる恐怖で)何にも食べれんわ!


そして夫は「すぐ戻るから。」と言って家を出て行った。自分だけお好み焼きを食べに行ったのだ。口周りに青海苔付けてソースの匂いをぷんぷんさせて帰宅した夫に私は恨めしい思いを抱いた(笑)


陣痛が30分置きになったので病院に行った。実は私は傲慢で、世の妊婦がお産で地獄の苦しみを味わうとしても、自分だけは特別で楽にスルッと産んじゃうんじゃないかと本気で思っていたのだ。だって安産のために規則正しい生活を心がけていたし!バランスのとれた食生活してたし!太らないように

散歩も妊婦体操も欠かさなかったし!

神様や仏様も拝んできたし!悪い事もしてないし(笑)


しかし。なんだ!あのバカ痛さは!


絞られ感がどんどん強烈になって!

収縮痛が容赦なく襲ってくる!


隣の部屋からは耳をつんざく悲鳴が!

「殺して〜!!殺して〜!!」という

恐ろしい叫び声が😱😱😱


私は痛過ぎて声が出ない…

おばあちゃんの言葉を思い出す。

眼の前が真っ白になって畳の目が見えなくなった?私はまだ大丈夫。病室の床がはっきり見える(笑)


隣では夫がモニター画面に興味津津。「もうすぐ痛くなるよ」「次、強いの来るよ」うるさい!うるさい!鬱陶しい!でも痛くて痛くて声も出ない…。


そして。5時間51分の分娩所要時間を経て長女が産まれてくれました😵😵


医師や看護師さんたちからは「今までで1番静かなお産でした。」とねぎらってもらいました。


これが私の初出産の思い出です。


(つづく)