肩コリコの日常

ゆる〜く日常を綴ります。

セレスティーヌの こや


森の中に二人で作った小屋。

別荘が出来たと喜ぶセレスティーヌ。

しかし、その小屋にホームレスのおじさんが住み着いて…。



今から10数年前の事です。

下の子たちの小学校の運動会がありまして。

お昼になったので、隣接する緑地公園でお弁当を食べようという事になって。


私らがお弁当を食べていると、5~6m先にアラブ系の男性がベンチに座ってぼーっとしているのが見えました。


男性が一人でいるところを見ると、運動会を見に来た保護者ではなさそう。


私らがお弁当を食べ終わっても、その男性はまだ

います。元気も無さそうで心配になりました。

子供に聞くと、その人はホームレスで、いつもその公園にいるのだとか。


どんどんぐったりしている様に見えたので、声を掛けようとしましたら、その人が弱々しい声で

「タベモノ  クダサイ 」と言ったのです。


あー。この人は空腹なんだと知って、家に戻って

簡単な物をこしらえました。その人は裸足だったので、家にあったサンダルも差し上げました。

当座のお金も必要かと、わずかではありますが

袋に入れておきました。


運動会も終わり、長男(当時中学生)と家路についている途中で、さっきの男性が向こうから歩いて来るのが見えました。男性は元気を取り戻した様子で、私らの姿を見るとニコニコしました。


(ご飯を食べて元気になって良かったなぁ。

いいことしたわ😌)


しみじみとした気分だったんですけど、笑える

事が…。


男性は私の顔は一切見ず。隣にいた長男(中学生)に向かって、やたらと慇懃な態度で、うやうやしい態度で感謝を表す動作をしたんですよ!


どうも私ら夫婦だと思われたみたいで🤣🤣🤣


家族で大笑いしました。


それ以来、男性の姿を公園で見なくなりました。

仕事を見つけて働いていてくれるといいなと思います。男性の幸せを祈ります。