肩コリコの日常

ゆる〜く日常を綴ります。

ふざけてません。

私は音大を出てるのにもかかわらず、歌うのが苦手です。多分、聴衆と面と向かうのが恥ずかしいからでしょうか。緊張してしまうからでしょうか。


それと、これは決してふざけている訳ではないのですが自分の声が可笑しくて笑ってしまうことがあります。別に面白い声でもないのに。


音楽高校時代、ソルフェージュの時間に初見で歌う訓練があるんですが、しょっちゅう笑ってしまって先生からは怒られ、クラスメートからは呆れられてました。


アメリカの音大の声楽のレッスンでも、歌っている最中に、歌っている自分が可笑しく思えてきて

笑いをこらえればこらえる程、ますます笑いが込み上げてきて、とうとう「ぶわははは🤣🤣🤣」

とやってしまいました。


ホイットニー・ヒューストン似の綺麗な先生は

びっくりして目を丸くしておられました。

ふざけた学生だと思われたでしょうね。


ふざけてはいけないシチュエーションで、くだらない空想をしてしまう癖が直りません。


高校のピアノの定期テストの時のお話です。

ホールの中央にグランドピアノがあって、クラスメート36人全員が見ている前で、一人ずつ課題曲を弾きます。先生方は一番後ろに一列にずらーっと陣取っておられます。


大概、名簿順です。コリコの本名はアイウエオ順の中頃です。


大体、最初の2~3人ぐらいまでは緊張してドキドキしてるんですが、それ以降になると私は空想・妄想の世界に突入です。


突如、必死でピアノを弾いている子が滑稽に見えたり、皆の大真面目な表情や、お行儀良くちゃんと席に着いているクラスメートが可愛く見えてきて。


ふと、妙な考えが浮かんできました。

(今、私が踊り出したら?どんな事になるんだろう?)


真剣に演奏している友達の隣に飛び出していって

ゆらゆらと踊っている自分の姿を思い浮かべたら



可笑しくて可笑しくて!笑いをこらえるのが

苦しかったです。



その変な癖は大人になってからも直りません。


子供の卒業式で、校長先生が真面目なお話をしている最中に、先生の後ろにあった花があたかも頭から花が生えているように見えてきて



笑いが込み上げてきて本当に苦しかったです。


その癖は娘にも遺伝してるみたいです。

長女が大学時代、体育の時間に男女混合でバレーボールをしたんですが、先輩の男性が腕を後ろに伸ばして伸びをしながらジャンプした、ちょうどその時に偶然ボールが先輩の胸にヒット!



それだけでも面白いのに、

先輩は切り替えが早く、手をパンっ!と打って

「さぁ行こう!」

周りの人たちもすぐに真剣な顔になって。

うちの娘はそれが可笑しくて笑えてくるのに、周りの人たちはもう笑ってなくて。

何度も記憶がよみがえってきて笑いをこらえるのが苦しかったそうです。


変なところばかり遺伝してかわいそうだなと思います。どうしたら良いでしょうか?